レポート

2月3日 浦海岸でシロチドリの観察授業を行いました

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

10月にビーチクリーンを予定している浦小学校。その事前学習として、前回は海の生きもの観察と漂流物の観察を行いました。漂流物はすべてがゴミではなく、生きもののすみかにもなっていることを学んだ子どもたち。今回はその続編として、2月3日に同じ浦海岸でシロチドリの観察授業を行いました。

ちどり隊がこの学習で大切にしているのは、「身近な自然に親しみ、地域への愛着を持つ」ことです。自分たちの住む場所に素敵な海があること、そこにたくさんの植物や生き物がいて、シロチドリも生きていること。すべてが繋がっている自然の中で、ちどりと一緒に生きるために自分たちに何ができるのかを、子どもたちと考えることを目的としました。

教室で知る、シロチドリのくらし                      

まずは教室での座学からスタートしました。シロチドリはどんな場所で暮らしている?、何を食べ、どこに巣をつくるのか。クイズ形式で進めました。シロチドリは淡路市・洲本市の鳥でみんなに親しまれてきました。その数が減って、絶滅危惧種に指定されています。それはなぜなのか?どんな場所がシロチドリのお気に入りなのか?そんなことを考えて、教室から出発しました。

浦海岸へ、いざ観察                           

学校を出発し、浦海岸へ向かいます。浜に到着すると、まずは双眼鏡の使い方を練習しました。最初はピント合わせに苦戦していた子どもたちも、次第にコツをつかみ、砂浜の小さな動きに目を向けられるようになります。

そして観察が始まると、「あ、いた!」という声が上がりました。砂浜をちょこちょこと走る3羽のシロチドリの姿を確認することができました。「かわいい!」と歓声が広がります。

シロチドリの気持ちで浜を見る                          

観察のあとは、シロチドリの気持ちになって、この浜を選んだ理由を考えました。エサとなる小さな生きものがいること、広くてさらさらの砂浜があること、そして海浜植物が育っていること。海浜植物はヒナが身を隠す大切な場所にもなります。

よく観察すると、小さなクモを見つけました。砂浜に生きるクモは、シロチドリにとって大切なタンパク源です。目に見えないほど小さな生きものが豊富にいることが、この浜を選ぶ理由のひとつなのだと気づいていきました。

一方で、人が近づきすぎることやゴミの存在、カラスや猫などの天敵は大きな不安要素です。

同じ浜でも、自分の目線とシロチドリの目線では、まったく違う景色が広がります。前回学んだ「漂流物には何があるのか?」という視点と重なり、子どもたちは浜を“利用する場所”から“命が暮らす場所”へと捉え直していきました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加