レポート

2月28日シロチドリが舞う浜をもう一度 「カムバックプロジェクト」 ワークショップ         

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

淡路島の美しい砂浜を象徴する鳥、シロチドリ。しかし今、その姿が島内から消えようとしています。1960年代後半から現在にかけて、その個体数は約3割にまで激減。かつての営巣地は、環境の変化によって鳥たちが住めない場所へと変わりつつあります。「また戻ってきてほしい」という住民の願いから専門家と地域住民が意見を出し合う「カムバックちどりプロジェクト」ワークショップを行いました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

【生穂のカムバックに向けて】地域の記憶と現状のシェア       

現地調査に先立ち、生穂会館では地元の方々を交えて生穂地区の具体的な状況について話し合われました。ここでは、かつて生穂の浜がどのような姿だったか、住民の皆様の記憶が紐解かれました。「昔はもっと砂浜が広かった」「シギ・チドリ類のメッカと言えるほどたくさんの種類がいた」といった実体験に基づくお話は、今の浜に何が足りないのかを知るための大切なヒントとなりました。

【現地調査】土器屋浜でフィールドワーク                   

会館での対話を終えた後、一行は実際に生穂の浜(土器屋浜)へと向かいました。先ほど共有された「記憶の中の風景」と「現在の姿」を照らし合わせながら、一歩一歩踏みしめて歩きます。

実際に浜を歩くと、ハマゴウなどの植物が波打ち際近くまで密集し、鳥たちが安心して卵を産めるスペースがほとんどなくなっている現状が改めて浮き彫りになりました。専門家のアドバイスを受けながら、参加者たちは具体的な改善のイメージを膨らませました。

【生穂の未来】次の一歩へ                         

この日の対話と調査を経て、生穂土器屋浜での「カムバック作戦」が本格的に動き出しました。今後は、専門家の知見と地域の皆様の想いを合わせ、鳥たちが安心して帰ってこられる砂浜環境を少しずつ取り戻していく計画です。

生穂の皆様の熱意から動き出したこのプロジェクト。豊かな自然を次世代へつなぐための挑戦は、ここからが本番です。

皆様の温かい見守りと、プロジェクトへのご理解をよろしくお願いいたします!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加