

ちどりの現状と保護活動
まず、淡路島に生息するシロチドリをはじめとしたチドリ類の種類や生態について紹介をしました。慶野松原盛上げて委員会で活動しながらも保全活動を行う谷池さんから、現在進められている保護活動や、営巣地保全の重要性について具体的な取り組みについて説明がありました。
記録映像と証言
続いて、山崎博道さんから提供された当時のビデオを上映。これにあわせて山崎さんと竹田さんが当時の状況や自然環境の変化について解説しました。三原川に関する説明では、かつての氾濫や干潟におけるチドリの採餌行動を紹介。しかし、河川改修によりチドリの生息環境が失われたこと、また土砂供給が減少し砂浜が痩せている現状も語っていただきました。
慶野松原の植物や生き物たち
竹田俊道さんからは、慶野松原に広がる海浜植物や昆虫について、豊富な写真を用いながら丁寧な解説が行われました。参加者はスライドに映し出される植物や昆虫を目にしながら、それぞれがどのように砂浜の生態系を支えているのかを学びました。
竹田さんは「海浜環境は時代とともに形を変え、その環境にあった海岸の植物や昆虫も変わってきている」と語りました。写真を見ながら、慶野松原の砂浜が単なる観光地ではなく、多様な命が息づく生態系そのものであることを実感しました。
参加者へのメッセージ
今回の研修では、単に現状を知るだけでなく、「地元の方々の理解がなければ環境は守れない」という視点から、環境教育の重要性を伝えました。淡路島の自然は豊かである一方、「知らないうちに失ってしまう」危うさも抱えています。だからこそ、まずは知ることが出発点です。環境教育の在り方を考えるきっかけにもなりました。