レポート

10月16日 漂着帯から知る、海のいのちのつながり—浦小学校で授業を実施しました

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淡路市立浦小学校にて、海と環境をテーマとした学習を実施しました。浦小学校では毎年恒例のビーチクリーンがありますが、今回は「きれいにする前に、まずこの海を知ろう」という意味を込めた環境学習です。身近な海浜環境を知り、生き物や身近な環境を自然と“好きになる”気持ちをみんなで育んでいくことを目的としました。

ビーチに移動し、漂着帯に生きる生き物を観察しよう!                 

この環境学習では、兵庫県立淡路景観園芸学校の澤田先生と学生の皆さんに協力いただきました。

まずは小学校から歩ける距離にある砂浜へ移動し、学習がスタートしました。
砂浜を観察すると、木の枝や貝殻、海藻など漂流物が落ちている部分が帯のように繋がっています。なぜ帯のようになっているのかな?と考えながら、漂着帯について学びました。

次に、「漂着帯に生きる生き物を観察してみよう!」ということで漂着帯をよく観察してみました。
海藻や流木の下にはたくさんの命がありました。ヒメハマトビムシ、ハサミムシ、ハエトリグモといった生き物を発見。これらは、イカの骨や海藻、魚の死骸などを食べて海をきれいにしてくれる「海のおそうじやさん」たちです。さらに、この浜に住むシロチドリは、またその虫たちをエサにしているかもしれません。そんな想像をしながら、海辺の命のつながりを実感することができました。

海浜を観察して、面白い漂着物を探そう!                       

次は「面白い漂着物を探そう!」。海浜を自由に動いて、さまざまな漂着物を観察しました。班ごとに分かれて見つけた漂流物を紹介してもらいましたが、フジツボがついたライター、中国から流れ着いたウキ、海藻のアマモ、何者かにかじられたイカの骨、天草など、たくさんの面白い漂着物を見つけることができました。どこから来たのか想像しながら漂着物を見ることで、海は近くの山や川、さらに外国など、いろんなところに繋がっていることを感じました。

最後は石を投げて水切りを楽しんだり、素足で砂を感じたりと自由時間も満喫。海との距離がぐっと近づいたひとときでした。

こうした体験を通して、生き物や身近な環境を自然と“好きになる”気持ちをみんなで育む、貴重な学習の機会となりました。最後に石を投げて水切りをする自由タイムを挟み、学校へ帰りました。

浦小学校では、11月にはビーチクリーン活動、冬にはシロチドリの観察を予定しています。環境学習を通して「この海を大切にしたい」という気持ちが子どもたち自身から育っていくことを願っています。

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